副所長
柴村 馨(しばむら かおる)

  • 専門分野:教育心理学、コミュニケーション論、論理的思考
  • 趣 味:自転車(ロードレーサー)でポタリング(サイクリング&食べ歩き)、舞台観劇、夫婦で着物を着てお出かけ
  • 好きなもの:
    • 美味しいものと美味しいお酒(強くはないのですが…)を楽しく語らいながらいただく時間♪ご当地ならではのお料理をいただける居酒屋さんが大好きです
    • プロ意識の輝きを観られる場面!舞台やコンサートはもちろん、日常の中にある様々な職業人のプロ意識を拝見するのが大好きです
  • 夢:「考え」、「伝えようとする」人がどんどん増えて、「話のできる」世の中になって戦争というものが起こらなくなること
    「これを実現する可能性は、教育の中にこそある!」 と思っています
  • このラボで:気軽に寄って、話をしているうちに、なんだか頭の中が整理された感じ、なんとなくやれそうな感じ、もう一度、トラブルの相手と話をしてみようかなと思える感じ、そんな「感じ」をもってもらえるようにしたいのです
    所員2人でばたばたしていますので、なかなか思うように御会いできないことがあるかもしれませんが、でもでも、気軽に訪ねてくださいね
    癒されたいときに癒され、学びたいときに学ぶことのできるそんな空間です
  • 簡単な履歴

    1985年 国立福岡教育大学附属福岡中学校 卒業
    1988年 私立筑紫女学園高等学校 卒業
    1989年 九州工業大学 情報工学部 知能情報工学科 入学
    1993年 同上 卒業 九州工業大学大学院 修士課程 進学
    1995年 同上 修了 国立九州大学大学院教育学研究科 博士課程入学
    1996年 精華女子短期大学 非常勤講師(~2006.3)
    1998年 国立九州大学大学院教育学研究科 博士課程 単位取得後退学 同大学院研究生(~2004.3)
    中村学園大学・短期大学部 非常勤講師(~2004.3)
    西日本看護専門学校 非常勤講師(~2017現在)
    1999年 筑豊看護専門学校 非常勤講師(~2004現在)
    北九州小倉看護専門学校 非常勤講師(~2017現在)
    2000年 福岡県立看護専門学校非常勤講師(~2001)
    北九州大学(現北九州市立大学)非常勤講師(~2004現在)
    福岡教育大学 非常勤講師(~2005.3)
    2003年 福岡看護専門学校 非常勤講師(~2004現在)
    2004年 産業医科大学 非常勤講師
    看護コミュニケーションセンター (有)グレードアップ・ラボ 設立
    副所長 就任
    2015年 医療コミュニケーション・センター グレードアップ・ラボ へ社名を変更
           現在地(博多駅前4丁目)に移転     
    所属学会 日本心理学会、教育心理学会、発達心理学会

    ご挨拶

    ~ 3本のカラーの花束に込めた思い ~

    「やる気いっぱいで入ってきたのに、ほんの数年で、人間関係に疲れてやめていくナースを支えたい」、「学びたい意欲はあるのに、周囲の無理解のために、その機会を得られずにいるナースを支えたい」。

    看護師であり、当ラボ所長であり、そして私の母でもある長野玲子のこのような思いに、心から共感することができたのは、私自身が看護専門学校で教育を担当する機会を得たときでした。仕事を終えて疲れた身体で夜間の学校に通って学ぶ姿、そして、その意欲を持ちながらも、職場の対人関係における悩みを抱え、仕事を続けることを迷う姿。そのような姿を見せる学生たちにかかわる中で、心理学の知識を少し知っていて使うことができれば、見方を変え、捉え方を変え、対応の仕方を変えて、もっと対人関係を楽なものにできて、好きな医療の仕事を続けていくことができるのではないかと考えるようになりました。

    医療職は、プロであることと同時に天使であることを求められるものです。人命にかかわる緊張感と忙しさというストレスとをプロ意識で乗り越え、天使のような笑顔で患者さんに接する、それができて当たり前である、というのが、今、求められている医療者像なのではないでしょうか。現実の医療者の仕事の煩雑さと疲れ果ててしまいがちな実情を踏まえたうえで、それでも、この求められている医療者像は実現可能なのだと実感していただける学びの場を、この“医療コミュニケーション・センター グレードアップ・ラボ”で提供したいと考えています。

    医療の世界に限らず、コミュニケーションの持つ意味合いやコミュニケーションの問題から生じるストレスへの対策の重要性は増すばかりです。医療職に夢と覚悟を持って入ってきた新人がつぶれることなく、学び成長していくための新人自身のコミュニケーションスキル(技術)、その新人たちを育てることを楽しむことのできる余裕を持つためのプリセプター(教育担当者)のコミュニケーションスキル、スタッフ間のコミュニケーションを円滑にすることで事故防止や業務効率の改善につなげていくためのコミュニケーションスキル、スタッフの意欲を支え、伸ばすための管理者のコミュニケーションスキル、そして、何より患者さんに満足していただける医療を提供するのに欠かせない、正確さとサービス性を兼ね備えた対応のためのコミュニケーションスキル。これら全てを含めて、さらにはもっとダイナミックに、患者さんやご家族、病院にかかわる人全てを巻き込んで、医療コミュニケーションを考えることがとても大切なのです。

    大好きな医療の仕事を、プロとして、より精確(精密に正確、という意味です)に、より楽しく、続けていくために、「もう少し学びたいとき」を講演会や個人セミナーで、「自分の悩み自体を落ち着いて考えたいとき」をメンタルストレスケアや個人セミナーで、そして、「自分だけでなく、病院の仲間全体と考え、学びたいとき」を院内研修会や教育システムプロデュースでサポートしていくのが、“医療コミュニケーション・センター グレードアップ・ラボ”の役割であると認識しています。

    “医療コミュニケーション・センター グレードアップ・ラボ”のロゴマークにあります3本のカラーの花束には、当ラボを通して、ほっとひと息ついて自分を見つめ直し、伸びやかに学び、自分らしい医療の実現をされる皆様の姿を重ね合わせております。知的に、優美に、伸びやかに、医療を楽しむためのお手伝いをさせていただければ幸いです。